2013
04.22

「新生徒会の一存」下巻の感想

Category: 過去記事
新生徒会の一存  碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)
葵 せきな
富士見書房 (2013-03-19)
売り上げランキング: 929

内容(「BOOK」データベースより)
ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため、青春を謳歌しております!!未だ生徒会室に来ない美少女新役員二人の説得に奔走する我らが主人公、杉崎鍵を襲うかつてない危機。「ね、アンタ。明日、アタシとデートしなさいよ」「お父さんと一緒に、食事してほしいなぁって。カレシとして」自称、ハーレム王(笑)にシリーズ初のモテ期到来!?「愛する杉崎さんの顔がどうしても見たくなりまして」攻略不可能キャラかと思われた風見めいくまでも巻き込み、ついにハーレムルートへ―。


これはなんてギャルゲ?って思わせる物語だった。会長から火神まで順々にヒロインたちを攻略するにあたって、彼女らの暗い過去を知り、そして鍵自身も壁に直面する。間違いなくギャルゲだな。

四人の役員を通して、最後のラスボスだけあって火神の話が一番好きだった。火神父のハーレム思想は確かに現実的で説得力があった。

結局鍵は理想論を追求することで決着をつけたわけだが、客観的には甲乙つけがたい。なかなかに考えさせられる話だった。自分にはハーレム思想とかはまったくないが、ひとつの人生論として参考になる。また浮気の残酷さもリアリティーがあった。

ここまでしっかりした文章で物語を展開できるのに、本編ではああも特殊な書き方を選んだのが謎だ。やはり常識を打ち破れるのは誰よりも常識を知っている人ということだろうか。

てっきりこのまま「新生徒会の一存」はシリーズとしてやっていくのかと思いきや、上下巻で終わりとのこと。そして生徒会シリーズ自体も、あと一冊だけらしい。

名残惜しいが、いち読者として一巻発売当初から最後まで残らず読んできたことを嬉しく思う。

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