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2012
06.22

「魔法少女のくせになまいきだ。」の感想

Category: 過去記事
魔法少女のくせになまいきだ。 (スマッシュ文庫)
永井 寛志
PHP研究所
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あらすじ
突如出現した魔族が、都心のビル群を破壊し始めた!そこに現れたのは、我らが正義の魔法少女、ほゆらちゃん!通りすがりの少年シゲトは、強くて可愛いほゆらに一目惚れ。しかし、魔族の口から、とんでもない事実が明かされる。なんとシゲトは魔族を束ねる長…すなわち邪神だったのだ!魔法少女と邪神。敵対することになった二人の運命は!?―。

※ネタバレあり

筆者は、破壊神としておろかな勇者どもぼこぼこにするあの名作「勇者のくせになまいきだ。」のシナリオライター。あのハチャメチャ展開が遂にラノベ化した。

表紙を見た感じ魔法少女をひたすらなぶるのかなと思ったら、そんなことはなくちゃんとしたストーリーがあった。多彩なキャラたちの性格や、とんでも展開が笑いを誘った。無理にでもキャラの語尾を特徴づけたのは安易な発想だったけど逆に面白かった。

また、邪神となったものの主人公はちょっと正義感の強い普通の男子高校生という設定がよかったと思う。考える邪念は平均的な男子高校生の粋をでないし、魔法少女とも仲良くなりたいと思っている。力をもったから世界征服と考えがいかず、平和な生活を守るために力を行使するその行動理念が意外と普通で共感が持ちやすかったのだと思う。

最後は無理やり世界の崩壊の話にもっていったり強引に伏線回収したりしたけど、もはや何でもありだと読者が認めてしまう流れを筆者がうまく作っていた。ギャグストーリーに細かい整合などいらない。多少矛盾があっても勢いが大事。その点、最後まで飽きずに読めたのは大きかった。

ライトノベルといえば挿絵の多さだが、この本を読んでその使い方について考えるところがあった。この本では、新しいキャラが登場するたびに挿絵を挟んでその容姿を読者に示していた。こうすることで最初のカラー絵で主要キャラ以外はネタバレせずにすむというメリットがあったと思われる。次から次へとキャラが出てくるこのストーリーに適していた。逆にインデックスみたいに作品はキャラ紹介をカラーで最初に終わらせて挿絵は重要なシーン描写につかっている。これは緊迫した場面をより臨場感あるものにしたり、ヒロインをより可愛くみせるなどの効果があった。どちらもライトノベルの特徴を生かした工夫だったのだと改めて実感することができた。ライトノベルも奥が深いな。

戦闘がメインだったものの、全体的にほのぼのとした作品だった。まさに「勇なま」のノリで楽しく読めむことができたと思う。

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