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2012
06.20

おすすめラノベ「狼と香辛料」

Category: 過去記事
狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂
メディアワークス
売り上げランキング: 19775

行商★★★★☆ ファンタジー★★★☆☆ 絆★★★★☆

あらすじ
旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る一人の密行者を見付ける。それは『ヨイツの賢狼ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。ホロは遙か北の故郷『ヨイツ』を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によってないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って、村を脱出したのであった。少女が狼の化身であることを知ったロレンスは、彼女を旅の道連れとした。二人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながら、ホロの故郷を目指して旅をすることになる。


全17巻からなる。
商人のロレンスと土地神の狼のホロが旅をするという変わった設定。世界観は中世ヨーロッパをベースにしている。ファンタジーが含まれるが、あくまでそれらの存在は伝承や神話として一般人には認識されている。馬車で行商を行い訪れた村や町で商いをする話は、今まで味わったことのないおもしろさがあった。

ロレンスは特別な力などない20歳を過ぎただの行商人。そんな彼が偶然出会った、何百年も歳を重ねた神であるホロと、人と神の垣根を越えて絆を深めていくのが見所。偶然が必然と思えるくらい彼らの相性は抜群である。

旅の目的はホロをヨイツまで送り届けることだが、メインとなるのは行商の話。訪れた先々で騒動に巻き込まれる彼らは、時にホロの人外の力を借りながら商人として立ち向かっていく。金の力を知っている商人は、時に王の力をも超えかねない。法と金がものをいう商人特有の恐ろしい世界を見事に描写している。

発刊数が多いのと、毎回話を深く掘り下げるため、最後まで飽きないのが大きな魅力。各巻の話ひとつひとつは全体の大きなストーリーの重要なキーとなっている。ただ一気に全部読もうとすると重く感じてしまうので注意。


そして何より特筆すべきはホロのキャラ設定である。狼の耳と尻尾を持ち、廓詞(くるわことば)を使う少女。その正体は何百年も歳を重ねた、人を丸呑みにできるほど巨大な狼。その可愛さの裏に秘められた神としての苦悩がホロをより魅力的にしている。ただの萌えとは一線を画したヒロインだ。

本格的な商業という新しいジャンルを見事に開拓した、ライトノベルの中では異色の名作である


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