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2012
07.28

映画「おおかみこどもの雨と雪」の感想

Category: アニメ
おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
細田 守
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-06-22)
売り上げランキング: 123

あらすじ
19歳の大学生は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがてという姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い……。


公式サイト

※この映画をこれから観ようと思っている方は、このレビューを読まないことをおすすめする。なぜなら人によって物語をどう感じるかが大きく異なる作品で、自分の感想が変な先入観を与えることを危惧するからだ。公式サイトの作品解説で述べているとおり”おおかみこども”はわれわれ自身を描写しているため、彼らの生き様をどう感じとるかは人それぞれになりやすい。そして先入観なく観ることでより大きな感動を得ることができるのは言わずもがな。ネタバレ注意。


サマーウォーズ」、「時をかける少女」を手がけたチームだけあって、すごくよかった。もともと細田守監督は「デジモンアドベンチャー~僕らのウォーゲーム~」から好きで今回もいい作品に違いないと色眼鏡をかけて観たのは違いないが、それを考慮しても素晴らしい作品だった。声優さんもそれぞれ声が役にぴったりで、特に花役の宮崎あおいはいろんな作品で主役の声を勤めるだけあって、実力がさらに上がっている印象をうけた。

自分は映画を観て”家族愛”の大切さを実感した。母は強しと言わしめる花の無償の愛はもちろんのこと、村人の助け合いも広い意味で一種の家族愛だと思った。大いなる自然に立ち向かうためにお互いに助け合う精神は都会に住むと忘れてしまう感覚である。

この作品は当然ファンタジーが入っている。しかし、”おおかみこども”をファンタジーと決めつけず、変わり者と置き換えると現実味が帯びてくる。隣人にさえ冷たい都会の人々や、異端に厳しく集団を重んじる日本の伝統の細かい描写はとてもリアリティがあって胸が苦しくなった。アパートに住んでいた時期に役所の人がたずねてきたシーンは、相手の主張も確かに間違っていないくて色々考えさせられた。

終盤は、いい意味で期待を裏切ってくれた。中盤ではてっきり狼の秘密が村人や学校にばれてそこからどう生きていくのかを描くのかも思っていたが、展開は考えの斜め上を行った。

この映画のラストを観た時、人生に関わる決断に迫られたとき自分の生き方を自分の意思で明確に決めることができるのが大人なのだと思った。そう考えると、雨と雪は10歳近いにも関わらず立派な大人に近いのかもしれない・・・

最後に、自分が一番心に残ったのはラストの花が言った「まだ何もしてあげてないのに」のセリフ。花自身にも母親としての決断が迫られているシーンで、母性愛のあまりの大きさに感動した。

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